世界一睡眠が短い日本人女性②
睡眠不足の影響は、肥満体質、高血圧、うつ病、認知症など、数年後にやってきます。睡眠不足を感じる方は、「今できること」から始めてみませんか。
キーワードは「継続のしやすさ」です。
1.3か月を目標に1時間早く寝る習慣をつける。
三日坊主にならないために、3か月後に今よりも1時間早く寝る習慣ができていることを目指しましょう。今日は5分早くお布団に入ってください。今週は5分、来週はさらに5分と少しずつ早くお布団に入る癖をつけ、1か月に20分ずつを目安に、無理のない範囲で徐々にカラダを慣らしていけるといいですね。
2.寝る1時間くらい前に部屋の照明を1段階落とす。
皆さんは日本の家の「照明が明るすぎる問題」をご存じですか。欧米のドラマでは、リビングや寝室の照明が薄暗いと感じたことないですか?比べて日本はピカっと眩しいくらい照明が明るいですよね。
睡眠学者・柳沢正史先生は、「家の明るさは、雰囲気のよいレストランのような、ぼんやりとした明るさをイメージしてみてください。暖色系の間接照明を使い、ムーディーな雰囲気にするのが理想です。」と仰っています。
確かに、ホテルに行くと、基本間接照明ですよね。よりよい睡眠のためには「間接照明」を使って、これまでよりも一段落とした明るさに挑戦してみてください。
3. 朝食にタンパク質を摂る。
睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の生成には「トリプトファン」というアミノ酸が必須になります。この「トリプトファン」を多く含むのが「牛赤身肉」や「魚」などのたんぱく質。
「メラトニン」は、たんぱく質を朝食に摂った後、14~16時間前後に生成されるため、夜なると自然な睡眠を促してくれるのです。なので、時間栄養学では、朝食に「たんぱく質」を摂ると、睡眠の質が上がる、と推奨されています。
いかがでしたか。「これならできそう!」というのがありましたか?
ビフは③の朝食にたんぱく質を、に挑戦中ですが、さらに②の間接照明を取り入れて見ようかと思っています。
今日が人生で一番若い日です。快適な毎日を過ごすために、少しずつ始めてみましょう!